はじめに

今の元号は「令和」。

「昭和」というともう2代も前の時代であり、随分昔のことになってしまったなぁとちょっと寂しく思えてしまう私は、昭和生まれ昭和育ち。

社会人になったのがちょうど平成元年だったので、「昭和」=子供時代、と自分の人生区分とぴったりリンクする「昭和」にはなおさらノスタルジックな感情がわき上がる。
楽しかった子供時代の思い出によってキラキラと美化されているとはいえ、「昭和」の終わり頃は明るく元気のある良い時代だったと感じる。

昭和のテレビ

そんな「昭和」のテレビはとにかく楽しかった。
夕方からゴールデンタイムまでアニメや特撮番組がたくさん放送されていた。

父は帰宅時間が夜9時過ぎで月曜休みの人だったから、ひとりっ子の私は平日も休日もチャンネル権を独占し、観たい番組を見放題という恵まれた環境でまさしく「テレビっ子」であった。
(父がチャンネル権を行使する時代劇も一緒によく観ていた。母は権利を要求した記憶は無いが、専業主婦の母が家でひとりの時には自由に観ていたのだろう)

見放題とはいえ、アニメや特撮など観たい番組が同時刻に重なることもよくあり、家庭用録画機が無かった時代は裏番組を諦めなければならなかった。
しかし当時は再放送も多かったので、見逃した番組も生まれる前の番組でも観るチャンスは結構あり、かなりの番組を手当たり次第に観ていたように思う。

だが40年前50年前に観たきりの番組は、観ていたという記憶はあれども内容はすっかり忘れてしまった。

昭和のアニソン

それでも主題歌はいつまでも忘れられず、当時もレコードを何枚か買ってもらって繰り返し聴いていたりしたが、大人になってから主題歌集のCDを買い集めたりして、いまだに聴き続けている。

番組オリジナルな主題歌だった『昭和アニソン』は、歌謡曲とは違う独特な存在感だった。

昔はよく再放送されていた番組も今ではほとんど観る機会は無くなった。以前はビデオやDVDのレンタルも利用していたが、観たいものは取り扱いが無かったりで長年残念に思っていたが、近年はネット配信でいろいろ観られるようになってきたのはとても嬉しい。

懐かしい映像とともに流れる『昭和アニソン』はまた格別で、改めてその魅力をかみしめている今日この頃である。

おことわり

オタクな記憶力も解説力もなく、ましてや音楽的な知識も持ち合わせていない素人が、かすかな思い出を掘り返し薄っぺらい感想を書いています。

番組データは独自に情報収集したものであるため、間違っているかもしれません。ご了承ください。